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2019年7月24日放送のガッテン!で
あごこり(顎関節症)対策としてあご筋ほぐし術について紹介されました。
教えてくれたのは日本大学 松戸歯学部教授の小見山 道先生です。
目次
あごこり(顎関節症)とは?
・頭痛
・不眠
・食欲不振
・口が開かない
・あごが痛い
・音が鳴る
あごこり(顎関節症)について教えてくれたのは、日本大学 松戸歯学部教授の小見山 道先生です。
あごこり&顎関節症の原因
頭蓋骨は頭の部分と顎(あご)の部分が2つに分かれています。
下顎(したあご)の部分は上の頭蓋骨にぶら下がっていて、下顎だけで重さが1kgあるそうです。
この上の骨と下顎を繋いでいるのが2つの筋肉になります。
ひとつは頬骨あたりからエラ(咬筋)、もうひとつはこめかみあたりから奥歯の横の下顎の骨につながっています(側頭筋)。
この2つの筋肉により、あごを自在に動かすことができます。
上の骨と下顎の接触部分にあるのが関節円板でクッションの役割をしてくれています。
「あごこり」とはこの筋肉部分の血流が悪くなり、硬くなってしまった状態のことをいいます。
あごこりが進むと
・筋肉が固まって口が開かなくなる
・口を開くと痛くなる
ひどくなると関節円板(クッション)がずれて落ちてしまうことがあります。
・関節円板(クッション)がずれて痛みがある
・上側の骨と下顎の骨がぶつかる
・ずれていた急にクッションが乗り上げて「カクン」という音がする
あごこり(顎関節症)のチェック法
一般的な成人の場合「あごこり」検査のめやすは
・口がたてに35mm以上開くか
→指をたてにして第2関節まで3本以上口に入るならあごこり検査合格
(2本以下は×)
痛みを感じる場合は無理しないでくださいね。
超簡単!あごこり解消法のやり方
<口を開けたりとじたりして動かすことで筋肉の血行を改善してコリがほぐれる>
しっかり正しい方向へ口を開くだけで関節もなめらかになり筋肉も伸びるそうです。
現在は「動かす治療」が臨床現場で注目されているとのこと。
2000人もの患者さんを治療されている田口歯科医院の田口先生によると、
今はあごこり(顎関節症)の95%は運動療法で改善できると考えているそうです。
田口先生のあごをぐりぐり動かすやり方で症状が劇的に改善している患者さんが
続出しているそうです。
この「あごを動かす」という動かす治療で、患者さんも今まで口が開かなかったのは
なんだったんだと言われるとのこと。
また、動かすことで骨の潤滑液がなじんできて関節円板(クッション)もスムーズに
動くようになるそうです。
口を開ける時のポイントは、上を向くと開きやすいそうです。
上を向くと口が大きく開く為、筋肉がしっかりと伸びていいとのこと。
たった30秒でさらに効果アップ!あご筋ほぐし術
小見山先生が
・口が開かない
・顎が痛い
という患者さんみなさんにお伝えしているのが
「筋肉のマッサージ」
になるそうです。
指であごをさわっていくと、エラの角のちょっと上のところ
(噛むとクッと筋肉が動くところ)
このあごの付け根の筋肉(咬筋)を8秒間マッサージします。
マッサージのやり方は、
1)咬筋の上に人差し指をおいて、丸く円を描くようにぐるぐる動かしてマッサージします(強さはちょっと気持ちいいくらい)
2)こめかみの筋肉(側頭筋)を8秒間、同じように人差し指でマッサージします
(側頭筋の場所も、歯を噛み締めるとクッと動くこめかみのところです)
3)上を向いて口を大きく開けます(5秒間×3回)
筋肉をマッサージで整えたあとに、今度は口をいっぱい開けます
口を開ける時は少し上を向きながら開けると効果的です。
首に痛みがある場合は無理をしないでくださいね。
1セット=マッサージ2か所(各8秒)+口を開けるストレッチ(5秒×3回)
朝晩1日2セットがオススメです。
あごこりの症状がない方でも、予防のために普段からやるのがおすすめです。
あごこりの予防する生活習慣
デスクワークなど集中作業やストレスなどがあごこりの大きな原因
パソコンをしている時など、軽くずっと歯を噛み締めて力が入っている状態になっていることが多いそうです。
これがあごこりの原因になります。
意識して力を抜いてみることで改善できます。
あごは「下顎安静位(かがくあんせいい)」といって安静時、上下の歯の間が2〜3mmあいているのが普通の状態だそうです。
上下の歯がくっつくだけでも弱い力がかかって持続的に緊張状態が続いているのであごの筋肉がこってしまうんですね。
口が楽に開いている状態はすごくいい状態とのこと。
あごこり予防のカギ
・パソコンやスマホをするときは上下の歯をくっつけないように意識する
これが大事だということがよくわかりました。
まとめ
あごこりはこじらせると怖いので、日頃からのケアが大切だなと感じました。
スマホ見てる時にちょっと歯がくっついていないか意識したり、筋肉を指でマッサージしてみたり、さっそく今から試してみようと思います!
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